目指せ、自転車星人!

何歳までも自転車生活

かすいちmini 60km+自走往復

さあて、かすいちmini 60kmの完走認定を受ければかすみがうら市公認『かすいちマイスター』だよ。距離が短いから余裕を持って走るよ。

いっしょに走る人をFacebookで募ってエスコートし、みんなで秋の味覚を楽しもうっと。
 
11月9日 土曜日
 
当日午前6時まで受付けましたが応募者ゼロ(笑)
 
140と160のStravaの走行ログやパワー分布を見て敬遠されてしまったのか(涙) いや、きっと明日にかけてもっと楽しいイベントがあるのよ。公開募集だけど見ているフォロワーさん10人くらいだしみんな家族サービスなのよね、などと自らをなぐさめ一日好き放題走ることにしてまだ暗い午前5時53分クロモリのグラベルロードで自走スタート。
 
140の往路とほぼ同じルートを取り、途中茨城空港前の「そらの駅そ•ら•ら」で、茨城県主催りんりんスタンプラリーのチェックインに初チャレンジ。10分くらい試みても上手くいかないので帰りにまた寄るからと、かすみキッチンを目指す。
 
午前8時45分、ツール・ドのかすいちmini 60kmをスタート。140、160の逆走で湖岸路を時計回りに走り出す。天気はよく微風。時刻が遅いせいか同じ方向に走る人が多い。競争ではないのでマイペースで進むが、湖岸路を離れたPC1の古墳公園では早くも一人になった。古墳の前でチェックインし撮影を終えたら今日もアプリがハング。うーむ、デジカメくんには助けられるなあ。
丘を降り、湖岸路に戻る。常磐線を渡って初めての道になる。わくわくする。が、ルートの舗装された農道を大きなクレーンがふさいでいて工事中迂回指示。できれば舗装路をと県道に戻って進むが赤いジャケットを着た人が遠く未舗装の農道を同じ方向に走っているのが見えた。きっと私と同じ60の参加者だ。
天の川に沿った道でルートに復帰。すると先ほど見えた赤いジャケットの人が止まって何か確認中。挨拶だけして先に進む。するとそのすぐ先のR6をくぐる手前で、表示させていたルートラボのルート表示がぷっつり途切れている。家で確認した時はその先も見えていたので、いったんブラウザを落とした。この際だからモバイルバッテリーを接続し充電を始める。ブラウザを再起動したら、今日の全ルートがルートラボで正常に表示された。その時先ほど追い越した赤いジャケットのクロスバイクに乗った男性が追いついてきて、どうしたのかと声をかけてくれた。
ルート表示が途切れていたことを説明し再スタート。せっかく気遣ってくれたのだからと、良ければご一緒しませんか、と水を向けてみる。ほぼ同年代、快い返事が返ってきた。
 
ちょっと登ってすぐPC2四万騎(シマキ)農園。明治初年創業の広大な栗農園だ。栗ソフトクリームが有名。私は来週もここに寄る予定だが、その日は大勢のイベント中。混み合っていると注文しづらいかなと考え、今日栗ソフトクリームをいただくことにした。
栗ジャムも有名で、三種類の栗ジャムが瓶ごと試食として提供された。ジャムを付けるクラッカーも一人に3枚。ボンヌママンの栗ペーストを愛好しているワタクシはこの手の味にはうるさいが、四万騎のものは栗のかけらが残っており風味が豊か。プレーンとラムとブランデーの三種類、どれも個性があり一択はしづらい。いっしょに走ることにしたAさんはプレーンをお土産として購入。私は来週までどれにするか考えることにし、四万騎農園を10時30分、そろって後にした。
 
PC3のさんろく果樹園はわりとすぐ。洋梨カップジェラートなどがあるそうだが、後日再訪することにして撮影のみ。
 
PC4のフレンチレストラン・ボンジュールはR6沿い。そこまでの下り坂の途中で何回か進路を変えなければならないのを、張り切りすぎてことごとく通り過ぎ、言い訳しながら戻って正しいルートを走る。ボンジュールには開店の11時直後に到着。かすみキッチンを早くスタートしすぎるとここのランチを食べるためには開店を待たなければならない。
今日は強度の低いペースでここから先はなるべく止まらないつもり。こういう調整ができ、タンパク質多めの定食系ならライド中でも私は昼食が食べられるのだ。とはいえ私は『走るために食べる』のだが。それでも体調急変しないよう用心してライスは少し残した。
 
11時50分に会計を終え、再スタート。残り31km、14時過ぎにはゴールし復路も自走で明るいうちに帰宅する計画だ。今日は輪行用具を持ってこなかった。Aさんにもそのことは伝え、脚を止めずに霞ヶ浦の湖畔路に戻り高浜から東進、南下する。PC5ダイヤモンド筑波の撮影ポイントを経てPC6茨城百景桃浦の碑に到達。思いつくことを片っ端から喋りながらなので距離を感じない。
桃浦の碑でAさんのツール・ドもハングアップ。Aさんの機種は比較的新しい。アプリ不調は私のiPhoneが古いせいじゃないみたい。写真でチェックインの代用ができることを説明し、先に進む。
 
PC7道の駅たまつくりはふれあいまつりで朝からごった返していた。まつりの区間は歩行者専用道路になって自転車を押して歩かなければならない。あまりに混み合っているので、なめパックンや鯉パックンなどを食べることは断念し、手持ちの補給食で小休憩。だがおまつりに遭遇し良いこともあった。
曳船が四艘も湖に出ていたのである。午後の陽光に照らされ、帆の白さが眩しい。鹿島生まれのAさんでも観光用とはいえ帆曳船の操業を見るのは初めてだそうだ。茨城県民歴わずか21年の私は言わずもがな。二人してはしゃぎ、何度も停まって写真を撮った。
 
時間を忘れているうちに14時を過ぎてしまった。霞ヶ浦大橋を渡ってかすみキッチンに戻ったのは14時30分頃。二人とも60の完走認定が取れた。
 
私はかすいちマイスターになった!
 
が、しかしマイスター記念品の金メダルは品切れで後日郵送だという。メダルを掛けた記念写真を残そうと意気込んでいたのに〜。気を取り直し、認定証を掲げてAさんに撮影してもらった。
160でアイウェアを忘れひどい目にあったので、反省しサバゲー用のゴーグル着用(笑)
 
Aさんは来週のサイクリングイベントに参加するそう。私はサポートでそのイベントに参加するからまた会えるかもしれませんねと話し、今日のお礼を言ってかすみキッチンを後にした。私が60kmを完走したのち疲れを見せず、すぐに水戸まで44km自走すると聞いてかなり驚いていたなあ。
道の駅たまつくりの脇の湖岸路を通ると、帆曳船は帆を下ろし帰港していた。さっき撮影できたのは一瞬のチャンスだったんだと感謝した。結果的にグループライドになったことへのご褒美だったのかもしれない。
 
物産館こいこいの下でりんりんスタンプラリーのヘルプを確認するとタップするアイコンを誤解していたことが判明し、こいこいに無事チェックインできた。
そらの駅そ・ら・らにも寄ってチェックインし、大いに満足して真っ暗になる寸前帰宅した。

考えようによっては記念メダルが届くのを待つのも楽しみ。それまで事故や怪我なく、自転車に乗り続けなければ。張り合いをもって日々過ごそう。

リアルかすいちセンチュリーライド160km+輪行

1012日に超大型で強い台風19号が通過し、私が普段サイクリングしている範囲でも大きな被害がありました。

 

久慈川の木崎橋(沈水橋)は部分流失

 

月末に同行が予定されていた海外からのサイクリングツアーは、訪問地での断水等の復旧見込みが立たず大幅延期になり、頼まれていた数日分のルート試走もキャンセル。空いてしまったスケジュールを、リアルかすいちセンチュリーライド160kmにあてることにしました。 

 

リアルかすいち160は、霞ヶ浦水系を大きくめぐるため霞ヶ浦本湖の西浦だけでなく北浦の周辺も走ります。北浦の湖岸路はまだ完全には舗装されておらず、今回のルートでも短いながら5箇所ほど未舗装のグラベル区間があります。クルマが通るため大きくえぐれ、敷かれた砕石がパンクの原因になるためあなどれません。

 

台風19号以来荒れてしまった道を走らざるを得ず、ウインタートレーニング仕様に前倒ししてグラベルロードタイヤと手組みの軽量頑丈なホイールを主戦のクロモリロードバイクに装着していました。この際スリックタイヤに戻さずリアルかすいちはグラベルタイヤで走ってしまおうと決めました。しかしグラベルはオフロードタイヤなのでスリックに比べて舗装路の走行抵抗は1.21.5倍になります。往路44kmをはりきって自走で行くと、160チャレンジの早い段階でパフォーマンスが低下してしまうかもしれません。脚を温存して一撃で完走し無事に帰宅するため、行きも帰りも輪行することにしました。

帰りを輪行にするのは、チャレンジが終わって集中力が落ちた状態で不慣れな暗い道を走りたくないからです。自宅までを含めてのチャレンジならもちろん日が暮れても走りますが、かすいちキャンペーンはかすみキッチンがゴール。最寄の神立駅まではなんとか薄暮のうちにたどり着けますが、それ以上走るのは何もかかっていないのにリスクだけがあり無理しすぎです。そのようなわけで帰りも輪行にしました。

 

1026日 土曜日

 

昨日は大雨でダイヤが乱れたが、今日の始発はちゃんと動くのだろうか。公式の情報更新は午前4時なのでとりあえず駅に行って様子を見ることにする。

上りの始発列車に向けて真っ暗な中自走開始。駅での輪行パッキングがあるため余裕をとると往路を自走するよりかなり早く出なければならない。しかし脚を温存できるのと、140と同じ時間に出発し自走するよりは十数分早くスタートできるはずだ。4時を過ぎて運休等の情報は無く、改札口のシャッターがほどなく開いたので自転車を分解した。

 

降車後自転車を組み立てるのだが、私のクロモリロードバイクでは、35cタイヤは後のブレーキシューに干渉して後輪は空気を抜かないと脱着できない。25cに比べてエアボリュームがかなり大きいので普段携帯している重量55gのインフレーターでは力不足かも。エマージェンシーではなく、空気を2回も入れ直すならと10年以上前の新発売直後に手にいれたエアゲージ付きの携帯フロアポンプをリュックサックに押し込んできた。

 

輪行袋や携帯工具など常時使わない重いものはサドルバッグに収納。走り出し体調を整えつつ補給食を入手してかすみキッチンへ。140の帰りも輪行にしてこの道を走ったが、はからずも今日のための下見になった。逆走とはいえ一度走った道は迷う心配がなくどんどん前に進め時間節約できる。

途中、低くなっているところで道路冠水。クルマが来たので先に通ってもらい水の深さを観察した。クランク下死点でもギリギリ靴が浸水せずに行けそう。マンホール蓋やグレーチングがずれていたりすると危険なので、クルマのわだちをトレースしてそろそろと自転車を進めた。低地を多く走る今日の160kmには、昨日の大雨の影響が思ったよりありそうだ。

 

かすみキッチンに午前6時20分すぎ到着。ボトルに水を足し、6時30分ツール・ドのリアルかすいち160をスタート。今日は湖岸路で土浦へ。天気は晴れ、風は微風の予報。初めて強風でない日に霞ヶ浦を走れそう! リミットタイムは17時だ。

 

何か所か道路冠水があったが足を濡らすことなくPC1霞ヶ浦総合公園に到着。チェックインし、スマホで写真を撮ってルート表示に戻そうとしたらアプリが停止。やれやれ今日はここからずっとルートラボのナビか。でもバッテリー消費はツール・ドより少ないはずだから、GPSサイコンの簡易地図併用で何とかなるだろう。

 

 

 

 

それと暗いうちに家を出たのでアイウェアを忘れてしまっていた。晩秋になりコンビニにはもうサングラスは売っていない。虫やホコリ、日射で目が傷むからアイウェアは欠かさないことにしているのに、今日は仕方ないか。(帰ってきてから分かったことだが、午前7時開店のワークマンには保護メガネがあるということなので、知っていればほとんどルートオフせずに土浦で入手可能であった)

 

PC2大須賀津農村公園で8時30分、予定通り。今日は古渡のコンビニに寄り補給小休止。

PC3和田公園では撮影のみで予定に対して45分の貯金。走行予定は緩めに立て、その2〜30分前を走れればパンク対応も無理なくでき終日楽しいと思う。ここからの区間は数台のロードバイクと一緒に先頭交代して快調に走った。

 

北利根橋を歩道側へくぐる下の道は冠水しているのが見えて通らず、まっすぐ橋に上がって車道で橋を渡り、左折を3回し常陸利根川に沿って潮来へ向かった。同走者とあまり話さなかったのでどこを目指しているかわからずあいさつせずに別れてしまった。もうだれもついてこない。

PC4潮来あやめ園は10時30分で貯金1時間。写真撮影をするため止まったタイミングで素早く補給をとる。

日差しは暖かく風は穏やかだ。外浪逆浦(そとなさかうら)に沿って走りPC5水郷とんぼ公園。

バスフィッシングの有名ポイントなだけに大勢のオカッパリ(ボートを使わず岸から釣る人)がいてポイントとクルマを絶えず誰かが行き来しているので、減速し注意して進む。子どもも多い。また、急いでポイント移動するためか湖岸路をすごいスピードで走るクルマが多い。アングラーとサイクリストの相互理解は今後課題になるかもしれない。そんなことを考えている間に北浦湖岸から離れた。

 

赤い鹿島神宮西の一之鳥居

 

丘の上のPC6なめがたファーマーズヴィレッジ。廃校になった校舎をきれいに改修し地域の人の交流や観光拠点として活用している。外で立ったまま手持ちの補給食を多めに食べた。

 

長い距離のチャレンジ中、私は昼食をとらないがルート沿いはよく観察して走るようにしている。すごく気になったものは止まって撮影もする。いずれ再訪して何倍も楽しむためだ。昼食はその時でいい。今日全てを手にする必要はないのだ。

かすいちマイスターを目指すということは、霞ヶ浦・北浦や佐原周辺までを何回にも分けて誰かとゆっくり再訪しかすいちチャレンジ中の何十倍も楽しんでくださいというメッセージを受け取ることだし、マイスターになってからはこの地域の楽しさ素敵さを自分なりの表現で発信する使命を帯びるものと考えている。

 

ここでも1時間の貯金。気合いを入れ直し再始動。北浦大橋に向かって台地を下り大橋を渡る。ないだ湖面は深い青色。着色レンズを通さず裸眼で見つめていると吸い込まれてしまいそうだ。

北浦の東岸は丘が迫っていて太平洋からの北東風があまり当たらず走りやすい。しかし未舗装区間が登場。深くえぐれた穴に雨水が溜まり、泥で濁った水たまりが連続している。普段は避けて走るが、今日はこのためにグラベルロードタイヤで来たのさ。

キャホーと泥水を蹴散らして走り抜ける!

クロモリロードくん、ごめんよ〜。

MAVICリムさん、ごめんなさい!

未舗装区間をハイテンションで爆走してしまったためずいぶん脚を使った。

 

湖岸を離れ県道に出るとコンビニがあり補給休憩。鹿嶋方面へ行くときはこの近くを通るので土地勘がある。

 

PC7北浦湖畔駅はそうとは思わぬ高架上にあるため見つけるのに苦労した人もいたそうだが、駅への旧道も私には馴染みがあり楽しく走った。駅前広場にはトイレと水飲み場があり、休憩給水ポイントとして今後のために記憶する。

 

 

旧道先で県道を横切り一段下がった農道で湖岸路に移動するのだが、冠水通行止めの表示。少し先でも湖岸路に上がれるので県道を進む。無事ルートに乗って北浦を離れ西浦に向かう。若干のアップダウンがあり、新選組芹沢鴨の生家あたりでは急な登坂があった。

天気が良くサイコンの筐体温度は30℃まで上がった。ずっと発汗があるのでスポーツ用イオン飲料をボトルに入れ飲んできたのだが頭痛がしてきた。軽い低ナトリウム血症だろうと持参の塩タブレットをポケットから取り出し走りながら舐める。連続して3個食べたところで頭痛は収まり、ついに霞ヶ浦本湖の西浦へ戻ってきた。

 

 

PC8の『茨城百景桃浦』の碑で自転車を置き撮影。未舗装区間ではしゃぎすぎたせいか、はたまた走行抵抗の大きいオフロードタイヤのせいかめずらしく腿裏にキテいる。ルート設計者の田代恭祟氏は自転車乗りとしてこの碑はチェックポイントとして外せなかったに違いない(笑)

 

土曜日に開いている郵便局に寄ったりしたので貯金をその分吐き出しここで予定より40分先行になる。完走は堅いし一息つこう。

クーベルチュールチョコレートをはさんだサンドイッチをリュックサックに入れたままここまで運搬してしまった。23℃で液体になってしまうチョコだ。気温と体温でまずいことになっているだろう。人目のないところで食べてしまうことにして水門脇の湖側の階段で今日初めて座って休憩。その先の高浜のコンビニは余裕で今日もパス。

 

脚は売り切れてしまったが疲れから痛みを起こさないようペダリングフォームをチェックしながら湖岸に沿って回復走で楽しく走る。この先は先日の140と同じルートとチェックポイント。丘に登ればもう道を間違えることはないので160kmの最終盤を名残惜しみ楽しんだ。

 

かすみキッチンには16時ちょうどにゴール。写真認定で無事160フィニッシャーに。日没が早まり17時前なので今日はここで飲食せず、すぐに神立駅に向かう。朝の道路冠水は解消していたが泥は厚く堆積していた。駅での輪行パッキングが終わった頃には真っ暗になった。

 

降車し自転車を組み立て、リアタイヤを充分加圧して19時頃帰宅。さすがにちょっと疲れたが、前日の大雨で路面状態が良くない今日はパンクの可能性の低いグラベルロードタイヤを選んでよかった。

 

実はスリックタイヤでのこの距離ならそれほどチャレンジングでは無かった。140のときの往路自走で完走確実なデータが取れているからだ。今回走行抵抗の大きなグラベルロードタイヤにしたことでリアルかすいちの達成感は倍になったように思う。

 

本日の総走行距離は202kmであった。

 

 

かすいちマイスターまで残すはmini 60kmのみ。

チャレンジとはいえ短距離。往復自走で一日遊びまくってやる〜(笑)

かすいちプラス140km+自走+輪行

10月6日日曜日

 
水戸の自宅を自走で午前4時30分出発。大戸のコンビニで小休止し終わる頃ようやく夜が明けた。今日は土浦と麻生辺りで短時間降雨があると予想してきた。
 
県道18号を秋葉で離れ、茨城空港をかすめるルートを初めて選ぶ。新しいルートは往路44kmの大きなモチベーションだ。県道8号を横切ってしばらくすると霞ヶ浦が目の前に広がる。雄大な景色にテンションが上がる。

国道は避け、旧道をたどるうちに湖岸路に上がった。道の駅たまつくりを通過し、霞ヶ浦大橋を渡る。小休止1回でかすみキッチンに6時36分頃到着。ボトルに水を足し、スタート準備を整える。そばに白いウインドブレーカーをかけたロードバイクが立ててあったのが印象に残った。
6時45分ツール・ドのかすいちプラスを起動しスタートのチェックイン。湖岸路ではなく県道に沿って行く滑り出しだ。この県道は1月に逆方向から走ったことがあり雰囲気に慣れている。路面は少し荒いがスピードを落とさないように意識していく。
 
PC1霞ヶ浦環境科学センターへちょっと登ってチェックイン、すぐ戻って下りPC2武井れんこん農園でチェックイン。ハス田の間の農道を通って湖岸路に上がり、土浦を目指す。予想どおりポツポツと降ってきた。りんりんポートの手前で本降りになり、一旦停まってウインドブレーカーを着た。りんりんポートは始業時間が私にとっては遅く、当分中に入ることはなさそう。幹線道路沿いのコンビニで補給食を補充。
 
PC3霞ヶ浦総合公園に差し掛かるとオランダ風車が見えた。道路沿いにサイクルスタンドがある。かすいちキャンペーンのチェックポイントはサイクルラックのあたりでチェックインできるようなので、GPSに振り回される前にサイクルラックのところでチェックインを試みると良いと思う。無事チェックインできた。
 
美浦村に入ると雨は小止みになったが風が強まってきた。1時間くらい雨の中だったか。神社のところで停まりウインドブレーカーを脱ぎ補給食を摂るが物を飛ばされないように確保するのに一苦労。社に向かって無事に完走し認定が受けられ、帰宅できるようお参りした。ほどなく湖岸路を離れ、内陸の一般道で半島をショートカット。風が弱まる。古渡のコンビニには寄らずに少し先のPC4和田公園を目指す。この辺りは風景が単調で風が横なぐり、湖面からの水しぶきを浴びながらの走行でちょっと辛かった。
 
PC4もチェックインできた。小休止し水の補充。何人かロードバイクの男性がいるが同じイベントに参加しているのかどうかわからないので、あいさつだけしてすぐ再スタートした。時間的には予定より50分くらい先行している。
今年4月の初めてのカスイチの時とは異なり稲敷大橋は渡らず、水資源機構のところの水門橋で新利根川を渡る。ここには昨年西浦のダムカードをもらいに来た。ここからしばらくはそのときの逆走ルートになるので、経験は無駄にならないんだなあ、と感慨深い。でも油断するとルートミスをするので、知っているところほど気を付けないと。圃場の道路を整備中なのか見たことのない低斜度標識があり、思わず止まって撮影。
利根川沿いに出た。堤防上は草が伸びていて強風でなびいた草に行く手が遮られる。ギヤなどに草を噛み込まないよう注意して走行し、水郷大橋をくぐってから階段で橋上に自転車を押して上がり強風にめげず利根川を渡った。
 
千葉県香取市の佐原の川沿いに発展した古い街並みの奥がPC5。伊能忠敬の名前がついた橋のところで折り返し、道の駅水の郷さわらPC6に向かう。
水の郷はバスフィッシングのオールスタークラシックの会場になる。釣り番組を見ていてバスフィッシングに興味を持ち、応援しているアングラーも何人かできた。
PC5に続きPC6もチェックインできた。
ここに来るのは千葉ブルベ300km以来8年ぶりかな。春先でひどい土ぼこりと杉花粉のブルベだった。堤防を自転車ごと転がり落ちる人をたくさん見たほどの強風下銚子まで走り、九十九里浜を端まで南下しさらに南の御宿から山越えしてスタート地点の袖ヶ浦に深夜戻るという20時間のすごい体験をした。
さて、現在時刻は午前11時で予定より1時間貯金できている。手持ちの補給食を少し食べて、すぐに茨城県側に戻る。
 
がっつり炭水化物中心の昼食をとると血糖値が上昇する。走り出すとアドレナリンなどのせいで血糖値は比較的高めのまま推移する。ところがPCなどですぐに止まると緊張が解けて血糖値が急降下してしまう。この落差が大きいと機能性低血糖症状を起こし、血糖値は正常範囲でお腹は空いていないのに体調はハンガーノックということが起こってしまう。サイクリング中の昼食後眠くなったり、元気のなくなる人は昼食は摂らずロードレース選手と同じように補給食でつないで行き、なるべく止まらずゴールしてからタンパク質多めの食事をゆっくりしっかり摂ったほうが良いと思う。(早めにブドウ糖負荷検査を受けてほしい)
 
このような体調維持の工夫と時間節約の一石二鳥で私は今日のように時間制限があり、さらに強風等で負荷がかかり気味のライドでは昼食休憩はとらないことにしている。
特に長めのチャレンジ中は昼食より自転車で走り続けること自体を私は楽しみたい。完走も譲りたくない。余裕を失うことは極力排除して、計画通り手堅くマネジメントしていくことが充実感と満足感をひきだしてくれるように最近は感じる。
 
PC7水郷あやめ公園で小休止。風は暴風といっていいくらい強い。遮るもののない区間では時速15kmがやっとになった。常陸利根川に出て川沿いに北上する。北利根橋を渡って霞ヶ浦の湖岸路に戻り、PC8あそう温泉白帆の湯のコテラスに向かう。予想どおりこの区間でも30分くらい降られ、ウインドブレーカーを着たり脱いだりした。
 
霞ヶ浦の東側湖岸に沿って北上するのは2回目。乏しい経験だが、実際に走って距離感を把握できているのは精神の安定にモノを言う。でも心の中ではめちゃくちゃ頑張って今朝通過したPC9道の駅たまつくりを目指しペダリングした。チェックインしてから観光物産館で、なまずのパティをはさんだハンバーガー『なめパックン』を注文する。残り35kmちょっと、強風でも一時追い風気味になるので所要2時間30分。現在時刻は13時過ぎでタイムリミットまであと4時間弱だから、大きなトラブルがなければ完走は問題ないだろう。
テラス席でなめパックンを完食し、自転車のところに戻った。すると見覚えのある白いウインドブレーカーを着た新城幸也似の男性がやって来た。私はかすいちキャンペーンを走っているんですが、と声をかけるとやはり140にチャレンジしているという。風が強いのに相当参っている様子だ。あと40kmないくらいだから脚を回していれば着きますよ、と励まして先行。たぶんまた後で会えると思います、と言い残した。
 
バッテリー節約のためツール・ドを一時停止していた。走行再開しようとしたができなくなっている。何度か繰り返したがルート表示に戻らないので、走行中止ボタンを押し、セッションを切った。このようなこともあろうかと、時代遅れのコンパクトデジカメを重いが持参し、各PCを撮影して進んできた。
ここから先は、ルートラボでルート表示させ走る。ヘッドアップする簡易地図を表示してくれるGPS内蔵サイコンを併用し、現在位置を確認しながら、写真はデジカメに集約する。
かすいちキャンペーンは完走認定を人間が行うので、このやりかたができる。アプリが再始動しなくなるトラブルは多いと聞くが、iOS版はもっと安定してほしい。バージョン13にアップデートしてからがだめなのか? 当分機械認定だけの他ルートにはチャレンジしたくない気持ちが強くなる。
霞ヶ浦の北湖岸を東風に押されて快調に進む。途中、筑波山を臨む絶景ポイントPC10で撮影してからすぐの高浜で快適走行は終わり。また横風か向かい風。一旦集落のある丘に誘導され、PC11古墳公園でも撮影と小休止。そこから平地に降りると狂風に木の葉のようにもみくちゃにされた。転ばないように進むのが精一杯。最後の最後にヤラレまくってよろよろと歴史博物館に向かって登る。ここの連続する坂は6年前かすみがうらエンデューロ観戦で来た時に登った。
PC12歴史博物館は1月に来たとき事務室の人といろいろ話し、自転車にも乗るということだったがもう今日は無理。外観の撮影だけして、急坂を転がるように下り、ゴールのかすみキッチンに戻った。
15時30分だったので平日の16時リミットでも間に合うとはいえるが、残り30分と残り1時間30分とでは後半のストレスのかかり方が比にならないので、やはり長いふたつのかすいちを楽しく完走するには17時リミットの日にチャレンジすることをお勧めしたい。
 
かすみマルシェの女性は認定作業に慣れていて、アプリが止まったことを説明し、たまつくり以降のデジカメ写真を順に示すとさっさと完走記録を隠しコマンドを使って書き込んでくれる。GPSの走行記録を提示するとかいうややこしいことをしなくて済んでよかった。
 
温かいものを食べたく、川エビを使ったポタージュのようなビスクというスープを注文したところで、先ほどたまつくりで別れた新城幸也似の彼が戻ってきた。古墳の後の爆風はひどかったですねえと笑い合った。どこで認定を受け付けてくれるのか聞かれたので、カウンターのお姉さん方で大丈夫ですよ、と教えた。
 
温かいビスクを飲んだら雨風で冷えた身体があたたまり元気が出た。残っていたおにぎりなどを全部食べ、最寄の神立駅まで初見の道を16km走り、明るいうちに輪行パッキング。列車を降りて自転車を組み直し、日が暮れて真っ暗ななか自宅までさらに5km走り18時30分に無事帰宅した。
輪行袋や金具はサドルバッグに詰め込んであったのでチャレンジ中も気にならなかった。
 
本日の総走行距離は204kmであった。
時間に制約のあるやや長いライドでも、どこも痛まず雨風も楽しみ元気に帰って来られた。出来るだけ長くこのパフォーマンスを維持していきたい。
自転車の楽しさや可能性を伝えていきたい。
努力を続けよう!

ツール・ド・水戸100km

10月5日は前々からちょっと長いサイクリングに行く予定だったのが、事情が変わって3ルートを完走するとかすみがうら市の『かすいちマイスター』認定のとれる「かすいちmini60km」を一人で走ることにした。それをあるLINEグループで漏らしたところ一人の女性が一緒に走りたいという。その人の都合に合わせ6日に変更した。

 
さて、ツール・ドは、スマホをナビゲーションシステムとして使いながら、チェックポイントごとにチェックインしていくことでそのルートの完走が認められるアプリだ。
ツール・ドを使うのは初めてだし、かすいちキャンペーンには期限があるため失敗したら短期間に何度も霞ヶ浦まで通うはめになるがそれは避けたい。予行演習に自宅から気軽にできるルートはないものかとツール・ドの中を漁ると「水戸100km」が見つかった。スタート地点まで5kmほどなので、早速4日に走ってみることにした。
 
ブルベよりは軽装だが、台風崩れの低気圧通過で午前中は降雨の予報。ウインドブレーカーに撥水スプレーをかけ、グローブとソックスの替えを持った。午後は強風と季節外れの猛暑になりそう。霞ヶ浦に乗り込む前にいい自転車修行になるだろう(笑)
 
0600きっかりに自宅を出発。スタート地点の水戸駅北口へ。早朝なのでいつもは避ける国道50号のメインストリートをぶっ飛ばして行く。あっという間に到着したが、慌てずコンビニで補給食を調達。それからアプリのツール・ドを起動して水戸100kmを選び、スタートさせた。無事スタート地点を認識している。
ハンドルバーに取り付けたスマホケースにスマホを入れナビゲーターとして表示させながら進む。GPSを常時使いながらなのでバッテリー消費が激しいといわれている。手持ちのモバイルバッテリーがどの程度使えるかも確かめられるだろう。
 
偕楽園公園を通過し、見和にさしかかったところで雨。自転車を停め、ウインドブレーカーを着た。その先のコンビニで用を足し、体調を整える。内原から友部へ。常磐線を渡ってからしばらくは知った道だが、川沿いのところから初見の道になった。
 

少々アップダウンがあったものの雨の中26km地点PC1笠間稲荷神社に到着。
ツール・ドはチェックポイントを認識してくれない。30分くらいウロウロ粘ったがどうにもチェックインできないので、完走認定は後日やり直せばいいと気を取り直し、ともかく先に進んでアプリの挙動を観察することにした。
笠間を出て国道50号を水戸方向に少し走り、県道113号に左折。この道は走り慣れているが、ナビに集中しないとルートミスをするので気を引き締めて行く。途中、ATMに寄るため双葉台で一旦ルートを離れた。雨が止んだのでウインドブレーカーが乾くのを待ってから脱いだ。ルートを離れた地点まで戻り常磐道の側道で飯富へ下る。
 

47km地点のPC2では半ばあきらめていたもののチェックインを試みたところ成功した。(この後の台風19号で飯富地区の低地は7mほど水没し、何度もテレビに映されたPC2のコンビニは休業した) 
 
国田大橋を渡り那珂川堤防に上がると太陽が顔を出し気温が上がって来た。濡れていたグローブは乾いてしまった。重ね着していたウインドベストを脱ぎさらなる気温上昇に備え進む。風をさえぎるもののない堤防上ではふらつくほどの南からの強い熱風が吹き始めた。ここは走り慣れているので、強風用のペダリングでさっさと進み、程なく69km地点PC3那珂湊おさかな市場へ着きチェックイン。

海鮮寿司店が軒を連ねているが、体調維持のため生もの+すし飯は遠慮し今日は補給食でいこう。
海門橋で那珂川をまた渡り大洗に入った。

72km地点のPC5大洗磯前神社下でチェックインし、大洗の市場前を通過する。大洗の市場には寄ったことがない。毎月主催している涸沼一周ポタライドの折にかあちゃんの店などに寄ってみよう。

すぐさきの74km地点PC6かねふくめんたいパークでもチェックイン成功。
 
大貫橋を渡り、知らない涸沼沿いの道へ。ここが今日一番楽しみにしてきた区間。ルートになっていることで知らないけど安心して走れる道はうれしい。久しぶりの広浦公園でちょっと休憩。波しぶきが飛ぶほどの強風(笑)
そこから水戸市の新清掃工場「えこみっと」のそばを走って丘越え。バッテリーの残りは心細いが、画面輝度をギリギリまで下げ省電力モードにして進む。
 


那珂川に向かって下り、96km地点備前堀のPC7でチェックインと撮影。
 
そこから慣れた下市の街をチョロチョロと走り抜け98km地点PC8弘道館へ電燈坂を登る。ここは茨城県で最初の変電所ができたところだ。

弘道館もチェックインできた。
スタートした水戸駅北口へ戻り、ゴールのチェックインをする。するとPC1のチェックインが明確にはできていなかったにも関わらずツール・ド・水戸100kmを完走したフィニッシュ画面が表示され、走行記録にも完走ルートとして登録された。
あきらめないでツール・ドを起動したまま走り続けてよかった。無人の機械認定だから少々のトラブルには負けないことが重要だと感じた。
 
この完走をStravaに公開したすぐ後、6日に一緒に走ることにしていた女性から行かれなくなったとの連絡があった。6日はとても参加したかったウオーキングイベントを断念してスケジュール変更したのになあ。かと言って今日110km走って、明日自走で霞ヶ浦往復し、続けてウオーキングイベントにも出るのは疲労蓄積で無理しすぎになるだろう。(数日間にわたる海外からのサイクリングツアー同行が予定されており体調を上げていかなければならない)
日が短くなっていくので、早朝自走で自宅を出発できる時刻はどんどん遅くなる。かすいちキャンペーンの土日祝日のリミットタイムは17時なので、長い方の140kmと160kmを自走で行って完走するのは10月中でないと楽しくないと思えた。出発時刻が遅くなり後半から終盤にかけて時間に追われるとミスコースをしやすくなるし、パンク修理ではチェックやポンピングが甘くなって連続パンクを起こすことが多い。数回のトラブルは冷静さを奪うので、サイクリングは悲壮なものになってしまう。初心者のころは完走すればトラブルや悲壮感が武勇伝になったが、他人を引率することが増えた今は400kmに満たないチャレンジは計画通りマネジメントし余裕を持って楽しく走りたい。
 
いろいろ考えて一人になってしまったことを最大限活かそうと決断した。今日はアップダウンのある110kmを走れたのだから6日は往路44kmを自走で行っても平坦な140kmは一撃で仕留められるだろう。
明日5日は休養と容量の大きなモバイルバッテリー等の調達、今日の雨で汚れた自転車のメンテナンスにあて有効に使うことにした。
60kmのかすいちminiは16時リミットの平日でも楽勝なので11月に先送りする。

山上の湧水めぐり

今年の命がけライドは日帰りで計画。

 
午前4時スタート予定のところ15分早く走り出すことができた。R349の旧道を北上する。
久慈川にかかっていた幸久橋は老朽化のため取り壊された。側道橋は残っているので自転車はここで渡河できる。江戸時代は渡し舟があり、太田〜棚倉街道の要衝であった。
 
コンビニで補給と用足し。さらに20分ぐらい走ったところのコンビニにも寄り、補給食を買い込む。今日は山中の広域農道を辿るのと早朝行動なので午後下界に降りてくるまで水以外の補給のあてがない。サドルバッグとバックポケットに詰め込めるだけ補給食を買い込んだ。(自宅から持参した手作りの補給食もある)
 
登坂し振り返ると今日走るグリーンふるさとラインの未開通部分にあるトンネルの抗口が見えた。グリーンふるさとラインが全通してもビーフラインから通して走るような無理はしないだろうが、新しいトンネルは早く通ってみたい。
 
県道36号へ下って右折し、御岩神社下の木の根坂湧水で水の補充。「名水亭なか里」のパーキングにある湧水で24時間開放してくれている。ありがたい。前側の保冷ボトルに持参の経口補水塩(市販の粉状のもの)を追加し、熱中症を予防する。
グリーンふるさとラインに戻り、また登坂。
 
県道60号に降り、今度は左折。切り目の湧水が道路脇にある。先ほどの水が減っていないので、写真を撮りグリーンふるさとラインに戻り、北上、登坂。
 
登り切る直前にすばらしい景色。このままずっと登って行ったら空に舞い上がれそうだ。
実際には急降下が待っていて、それはそれで距離が稼げるのと風圧で身体が冷えるのでとてもうれしい。
 
R461を左折。花貫渓谷のパーキングには沢水を利用した手水が整備されていた。飲用はできないが掛け水としては十分。後ろのボトルの温水を身体にかけて空にし、この水で満たす。
私の自転車には温水シャワーが付いているんだぞ、と自嘲しながら進む。熱くなった身体に湧水程度でも冷水をかぶるのは一瞬で血管が収縮し、拡張しようと身体が反応してかえって発熱してしまうような気がしている。
 
登坂の途中にある花貫天水。ここでは飲水用の保冷ボトルを満たした。右は登ってきた坂。広域農道なので最大勾配は10%に設計されている。
 
下って県道22号との交差点から臨む小山(こやま)ダム。時刻は8時でダムカードの交付開始まであと1時間。その間停滞しているのは時間がもったいないので、ルート案Cに変更する。先に水沼ダムのカードをもらい、ここに戻って帰途につく。

登坂のピーク近くで太平洋が見えた。
 
県道153号に降り、左折。花園川に沿う道路脇の湧水。

水沼ダム。あと5分で9時。堰堤の左側にある管理所でジャストだろう。
ダムカードをいただいてグリーンふるさとラインに戻り登り返す。ここまでで一番長かった下りを登るので時間がかかった。小山ダムでダムカードをいただけたのは10時すぎになった。
 
日陰で少々長めの休憩をとり、買い込んできた補給食を整理しておにぎりやあんぱんを食べ、バックポケットの中身を入れ替えた。
ここから二山越えて旧里美村に降り昼食を摂る予定。県道22号を大北川に沿って登坂する。この道は仕事で夜間や7年前のブルベで逆方向に走ったことがあるが直後に起こった震災のショックや、単独でのスタッフ試走で他のあまりにきつかった部分の印象が強すぎてほとんど記憶がない。
 
上君田付近で衝撃的な牛の像がブルベのランドマークになっていた記憶だけは鮮明だ。辺りを見回すと、あった。でも当時は左の一頭だけで場所も違っていたように思う。
 
県道227号へ進む。ゆるく登り、県道245号へ分岐しようと思ったら工事中日中全面通行止めの表示。自転車なら通してもらえるかもしれないが、迂回路が丁寧に示されていたのでしばし検討。227号をまっすぐ進みR461大能へ抜けるルートで行くことにした。結果的にこのルートのピークが本日の最高到達点になったorz 
Oh! No! と無人の山中で叫んだかどうかは秘密w(大能は「おおの」と読む)
 
R461は市境まで登り。そこからの長いダウンヒルを楽しみ、お目当ての洋食屋さんで昼食をいただくことができた。
 
それからは暑さとの闘い。トンネル掘削中のR461北沢峠を越え、竜神ダムに立ち寄り、お決まりのJA水府で小休止。サイクルコンピュータの温度は38℃を示しているが、ページを替えて見ないようにし、山田川沿いから朝通った道に戻りノンストップで16時過ぎ無事帰着。
 
・グリーンふるさとライン(東)ほぼ全線走破
・山上の湧水めぐり実現
茨城県内のダムカードコンプリート
 
熱中症にならずに戻って来られて12時間あまりの冒険は大成功でした。
 

ニューイヤーチャレンジ③:回復走29km

1月5日 お天気がよい昼過ぎから近隣を一周。


自転車に乗るには着替えやボトルなどそれなりの準備が要るので、せっかくなら一時間以上乗りたい。

12日間で700km少々乗ったので今日は回復走とする。平坦なルートを軽いギヤでクランク回転数(ケイデンス)を高めに意識して、自覚のない疲労を抜く。

100kmくらいなら回復しながら毎日走れるかもしれない。陸上競技をしていた時は瞬発系の種目を専門にしていたが、心拍トレーニングを積んで持久力が着いてみたら意外とステージレーサーに向いているような気がしてきた。脚質的には長い時間同じペースで走れるルーラーだと思っている。(7時間の耐久レースをソロでノンストップで走りきったことがある:このときは交代でロスする女子の5人チームより距離を走った)

他者と競うレースにはもう出ないと思うけれど、五十代後半になっても自転車のスキルは上がっており、楽しくて仕方がない!

というわけでニューイヤーチャレンジ202を217kmで達成し、Strava上に表示されるバーチャルバッジをもらうことができた。
2018ロードシーズンはこれで終わり。

100kmウオーキング大会の準備をしつつ休んでから、スピードのあまりでないマウンテンバイクやグラベルロードで自転車のウインタートレーニングをしようと思います。
不整地でのペダリング技術の向上が課題です。