目指せ、自転車星人!

何歳までも自転車生活

山上の湧水めぐり

今年の命がけライドは日帰りで計画。

 
午前4時スタート予定のところ15分早く走り出すことができた。R349の旧道を北上する。
久慈川にかかっていた幸久橋は老朽化のため取り壊された。側道橋は残っているので自転車はここで渡河できる。江戸時代は渡し舟があり、太田〜棚倉街道の要衝であった。
 
コンビニで補給と用足し。さらに20分ぐらい走ったところのコンビニにも寄り、補給食を買い込む。今日は山中の広域農道を辿るのと早朝行動なので午後下界に降りてくるまで水以外の補給のあてがない。サドルバッグとバックポケットに詰め込めるだけ補給食を買い込んだ。(自宅から持参した手作りの補給食もある)
 
登坂し振り返ると今日走るグリーンふるさとラインの未開通部分にあるトンネルの抗口が見えた。グリーンふるさとラインが全通してもビーフラインから通して走るような無理はしないだろうが、新しいトンネルは早く通ってみたい。
 
県道36号へ下って右折し、御岩神社下の木の根坂湧水で水の補充。「名水亭なか里」のパーキングにある湧水で24時間開放してくれている。ありがたい。前側の保冷ボトルに持参の経口補水塩(市販の粉状のもの)を追加し、熱中症を予防する。
グリーンふるさとラインに戻り、また登坂。
 
県道60号に降り、今度は左折。切り目の湧水が道路脇にある。先ほどの水が減っていないので、写真を撮りグリーンふるさとラインに戻り、北上、登坂。
 
登り切る直前にすばらしい景色。このままずっと登って行ったら空に舞い上がれそうだ。
実際には急降下が待っていて、それはそれで距離が稼げるのと風圧で身体が冷えるのでとてもうれしい。
 
R461を左折。花貫渓谷のパーキングには沢水を利用した手水が整備されていた。飲用はできないが掛け水としては十分。後ろのボトルの温水を身体にかけて空にし、この水で満たす。
私の自転車には温水シャワーが付いているんだぞ、と自嘲しながら進む。熱くなった身体に湧水程度でも冷水をかぶるのは一瞬で血管が収縮し、拡張しようと身体が反応してかえって発熱してしまうような気がしている。
 
登坂の途中にある花貫天水。ここでは飲水用の保冷ボトルを満たした。右は登ってきた坂。広域農道なので最大勾配は10%に設計されている。
 
下って県道22号との交差点から臨む小山(こやま)ダム。時刻は8時でダムカードの交付開始まであと1時間。その間停滞しているのは時間がもったいないので、ルート案Cに変更する。先に水沼ダムのカードをもらい、ここに戻って帰途につく。

登坂のピーク近くで太平洋が見えた。
 
県道153号に降り、左折。花園川に沿う道路脇の湧水。

水沼ダム。あと5分で9時。堰堤の左側にある管理所でジャストだろう。
ダムカードをいただいてグリーンふるさとラインに戻り登り返す。ここまでで一番長かった下りを登るので時間がかかった。小山ダムでダムカードをいただけたのは10時すぎになった。
 
日陰で少々長めの休憩をとり、買い込んできた補給食を整理しておにぎりやあんぱんを食べ、バックポケットの中身を入れ替えた。
ここから二山越えて旧里美村に降り昼食を摂る予定。県道22号を大北川に沿って登坂する。この道は仕事で夜間や7年前のブルベで逆方向に走ったことがあるが直後に起こった震災のショックや、単独でのスタッフ試走で他のあまりにきつかった部分の印象が強すぎてほとんど記憶がない。
 
上君田付近で衝撃的な牛の像がブルベのランドマークになっていた記憶だけは鮮明だ。辺りを見回すと、あった。でも当時は左の一頭だけで場所も違っていたように思う。
 
県道227号へ進む。ゆるく登り、県道245号へ分岐しようと思ったら工事中日中全面通行止めの表示。自転車なら通してもらえるかもしれないが、迂回路が丁寧に示されていたのでしばし検討。227号をまっすぐ進みR461大能へ抜けるルートで行くことにした。結果的にこのルートのピークが本日の最高到達点になったorz 
Oh! No! と無人の山中で叫んだかどうかは秘密w(大能は「おおの」と読む)
 
R461は市境まで登り。そこからの長いダウンヒルを楽しみ、お目当ての洋食屋さんで昼食をいただくことができた。
 
それからは暑さとの闘い。トンネル掘削中のR461北沢峠を越え、竜神ダムに立ち寄り、お決まりのJA水府で小休止。サイクルコンピュータの温度は38℃を示しているが、ページを替えて見ないようにし、山田川沿いから朝通った道に戻りノンストップで16時過ぎ無事帰着。
 
・グリーンふるさとライン(東)ほぼ全線走破
・山上の湧水めぐり実現
茨城県内のダムカードコンプリート
 
熱中症にならずに戻って来られて12時間あまりの冒険は大成功でした。