目指せ、自転車星人!

何歳までも自転車生活

ツール・ド・水戸100km

10月5日は前々からちょっと長いサイクリングに行く予定だったのが、事情が変わって3ルートを完走するとかすみがうら市の『かすいちマイスター』認定のとれる「かすいちmini60km」を一人で走ることにした。それをあるLINEグループで漏らしたところ一人の女性が一緒に走りたいという。その人の都合に合わせ6日に変更した。

 
さて、ツール・ドは、スマホをナビゲーションシステムとして使いながら、チェックポイントごとにチェックインしていくことでそのルートの完走が認められるアプリだ。
ツール・ドを使うのは初めてだし、かすいちキャンペーンには期限があるため失敗したら短期間に何度も霞ヶ浦まで通うはめになるがそれは避けたい。予行演習に自宅から気軽にできるルートはないものかとツール・ドの中を漁ると「水戸100km」が見つかった。スタート地点まで5kmほどなので、早速4日に走ってみることにした。
 
ブルベよりは軽装だが、台風崩れの低気圧通過で午前中は降雨の予報。ウインドブレーカーに撥水スプレーをかけ、グローブとソックスの替えを持った。午後は強風と季節外れの猛暑になりそう。霞ヶ浦に乗り込む前にいい自転車修行になるだろう(笑)
 
0600きっかりに自宅を出発。スタート地点の水戸駅北口へ。早朝なのでいつもは避ける国道50号のメインストリートをぶっ飛ばして行く。あっという間に到着したが、慌てずコンビニで補給食を調達。それからアプリのツール・ドを起動して水戸100kmを選び、スタートさせた。無事スタート地点を認識している。
ハンドルバーに取り付けたスマホケースにスマホを入れナビゲーターとして表示させながら進む。GPSを常時使いながらなのでバッテリー消費が激しいといわれている。手持ちのモバイルバッテリーがどの程度使えるかも確かめられるだろう。
 
偕楽園公園を通過し、見和にさしかかったところで雨。自転車を停め、ウインドブレーカーを着た。その先のコンビニで用を足し、体調を整える。内原から友部へ。常磐線を渡ってからしばらくは知った道だが、川沿いのところから初見の道になった。
 

少々アップダウンがあったものの雨の中26km地点PC1笠間稲荷神社に到着。
ツール・ドはチェックポイントを認識してくれない。30分くらいウロウロ粘ったがどうにもチェックインできないので、完走認定は後日やり直せばいいと気を取り直し、ともかく先に進んでアプリの挙動を観察することにした。
笠間を出て国道50号を水戸方向に少し走り、県道113号に左折。この道は走り慣れているが、ナビに集中しないとルートミスをするので気を引き締めて行く。途中、ATMに寄るため双葉台で一旦ルートを離れた。雨が止んだのでウインドブレーカーが乾くのを待ってから脱いだ。ルートを離れた地点まで戻り常磐道の側道で飯富へ下る。
 

47km地点のPC2では半ばあきらめていたもののチェックインを試みたところ成功した。(この後の台風19号で飯富地区の低地は7mほど水没し、何度もテレビに映されたPC2のコンビニは休業した) 
 
国田大橋を渡り那珂川堤防に上がると太陽が顔を出し気温が上がって来た。濡れていたグローブは乾いてしまった。重ね着していたウインドベストを脱ぎさらなる気温上昇に備え進む。風をさえぎるもののない堤防上ではふらつくほどの南からの強い熱風が吹き始めた。ここは走り慣れているので、強風用のペダリングでさっさと進み、程なく69km地点PC3那珂湊おさかな市場へ着きチェックイン。

海鮮寿司店が軒を連ねているが、体調維持のため生もの+すし飯は遠慮し今日は補給食でいこう。
海門橋で那珂川をまた渡り大洗に入った。

72km地点のPC5大洗磯前神社下でチェックインし、大洗の市場前を通過する。大洗の市場には寄ったことがない。毎月主催している涸沼一周ポタライドの折にかあちゃんの店などに寄ってみよう。

すぐさきの74km地点PC6かねふくめんたいパークでもチェックイン成功。
 
大貫橋を渡り、知らない涸沼沿いの道へ。ここが今日一番楽しみにしてきた区間。ルートになっていることで知らないけど安心して走れる道はうれしい。久しぶりの広浦公園でちょっと休憩。波しぶきが飛ぶほどの強風(笑)
そこから水戸市の新清掃工場「えこみっと」のそばを走って丘越え。バッテリーの残りは心細いが、画面輝度をギリギリまで下げ省電力モードにして進む。
 


那珂川に向かって下り、96km地点備前堀のPC7でチェックインと撮影。
 
そこから慣れた下市の街をチョロチョロと走り抜け98km地点PC8弘道館へ電燈坂を登る。ここは茨城県で最初の変電所ができたところだ。

弘道館もチェックインできた。
スタートした水戸駅北口へ戻り、ゴールのチェックインをする。するとPC1のチェックインが明確にはできていなかったにも関わらずツール・ド・水戸100kmを完走したフィニッシュ画面が表示され、走行記録にも完走ルートとして登録された。
あきらめないでツール・ドを起動したまま走り続けてよかった。無人の機械認定だから少々のトラブルには負けないことが重要だと感じた。
 
この完走をStravaに公開したすぐ後、6日に一緒に走ることにしていた女性から行かれなくなったとの連絡があった。6日はとても参加したかったウオーキングイベントを断念してスケジュール変更したのになあ。かと言って今日110km走って、明日自走で霞ヶ浦往復し、続けてウオーキングイベントにも出るのは疲労蓄積で無理しすぎになるだろう。(数日間にわたる海外からのサイクリングツアー同行が予定されており体調を上げていかなければならない)
日が短くなっていくので、早朝自走で自宅を出発できる時刻はどんどん遅くなる。かすいちキャンペーンの土日祝日のリミットタイムは17時なので、長い方の140kmと160kmを自走で行って完走するのは10月中でないと楽しくないと思えた。出発時刻が遅くなり後半から終盤にかけて時間に追われるとミスコースをしやすくなるし、パンク修理ではチェックやポンピングが甘くなって連続パンクを起こすことが多い。数回のトラブルは冷静さを奪うので、サイクリングは悲壮なものになってしまう。初心者のころは完走すればトラブルや悲壮感が武勇伝になったが、他人を引率することが増えた今は400kmに満たないチャレンジは計画通りマネジメントし余裕を持って楽しく走りたい。
 
いろいろ考えて一人になってしまったことを最大限活かそうと決断した。今日はアップダウンのある110kmを走れたのだから6日は往路44kmを自走で行っても平坦な140kmは一撃で仕留められるだろう。
明日5日は休養と容量の大きなモバイルバッテリー等の調達、今日の雨で汚れた自転車のメンテナンスにあて有効に使うことにした。
60kmのかすいちminiは16時リミットの平日でも楽勝なので11月に先送りする。