目指せ、自転車星人!

何歳までも自転車生活

アタック会津1 600kmブルベ

5月28日(木)9日前
キューシートとコマ図の訂正版が出たので、濡れても平気なようレーザープリンタで印刷。マップケースに合うようにカッターで端を切り取り、途中で折り換えやすいよう折り目をつける。それからランドマークをインターネット地図で調べ、青ボールペンでコマ図に記入。608kmの正しいルートを探してたどるだけで2時間もかかった。これでもう実際に走るのの20分の1の時間を費やした…。

6月1日(月)5日前
負荷練。ビーフライン2往復。90km

6月3日(水)3日前
朝練。近場で軽く足を回す。32km

6月4日(木)2日前
夜、整備。パンクしてシーラントで塞いであったチューブラータイヤを新品に交換。
全部のライトの電池交換。単4×3本、単5×5本。
思いつくものを遠征用大型バッグにどんどん入れる。
2日目に使用する衣類や補給食、交換用チューブラータイヤ、仮眠所だけで使用するものは別のトートバッグに入れる。これらは『ドロップバッグ』というやり方で、途中で受け取れるところにあらかじめ送ってしまうものだ。今回は348km地点の仮眠所に指定されている健康センター宛に送る予定。

6月5日(金)前日
明日はどうも雨らしい。
雨天装備の引き出しからジャケット・レインパンツ・レイングローブ・ヘルメットカバーを出し、遠征用大型バッグに詰める。
今回夜間の山岳越えがあるのでレーパンはひざ下丈のものを用意。
午前中仕事。帰宅し最終準備。
ドロップバッグの中身を点検し荷造り。自転車と荷物をクルマに積み込み実家へ向けて出発。途中のコンビニから荷物を発送。
実家そばのスーパーで明日の朝食用のパン類を大量に買い込む。
衣類を広げて明日起きたら着用するものを選ぶ。
さっと入浴し、ネットを巡回して22時頃就寝。持参の目覚ましは午前4時にセット。

6月6日(土)1日目
0400 起床、手早く準備。2本のボトルにそれぞれCCDとクエン酸&BCAAを作る。食べきれない分のパンを実家に置き、0500出発。スタート地点の運動場駐車場にはトイレや水がないので、手前のコンビニで用を足す。種抜き干し梅を購入。
0605 スタート地点到着。2ミリくらいの雨。今日は夕方まで降られる覚悟。受付し、自転車を降ろして出発準備。足元が濡れるので雨具を着てしまう。ただし上着は重いレインジャケットではなく、ウィンドブレーカー二枚重ねにする。半袖ジャージにUVカットアームカバー。手袋はレイン用。ヘルメットにはレインカバーをかぶせた。
大きな傘を差し、キューシートとボールペンを持ってブリーフィングに備える。ほどなくブリーフィングが始まり、地点14の通り方の注意があった。ここはとにかく交通量が多く危険らしい。受付テント内にも大きく図示してあった。
ブリーフィングが終わると自転車を出し、ブルベカードにサインを受けて出発できる。
クルマに戻ると後のハッチのそばに置いてあったパンの袋が空になって地面に落ちていた。。。カラスにやられたらしい。ハッチを開けておいたとはいえクルマの中のものを盗るかな~~? 一羽のカラスが私のパンをくわえているのを見た。。。間違いない。補給食を少し失ったが、その分軽く走り出せるんだし、ま~いいか。。。ロードレーシングシューズをはき、ヘルメットをかぶる。アイウェアは雨がやむまでリアバッグに収納。今日はシューズカバーをつけない代わりに、アドベンチャーレースでも使われる水を透過しないソックスを着用。
クルマの鍵をかけ、草の駐車場の中を自転車を押して道路に出る。少し行列。ブルベカードを濡らさないように持ち、サインを受けた。カードは防水マップケースの中に素早くしまう。手袋に水が入らないようウィンドブレーカーの袖口をかぶせ、よし。

誰と行くでもなく一人で走り出す。時刻は0654。心拍計の記録をスタート。
22.7km地点までは3月の300kmで走ったことがあるのでミスコースのおそれはまずない。雨なので隊列はしずしず進む。今日のエントリーは105人だったが、スタート地点に来ても雨だからとスタートしない人もいた。出走するのは95人くらいか。。。まだ私の後には50人くらいはいるだろう。最後尾でない安心感がありがたい。
1km進んで「ああ608分の1走った」となるべく意識する。あとこれを607回だ。

22.7km地点で左折すると江戸川堤防のサイクリング路。風をさえぎるものがない吹きさらし。悪いことに強めの北からの向かい風だ。巡航速度で22km/h台。もう少し速く走りたいが、先は長いし雨。消耗を避けようと、一人にはなったがマイペースで足を回す。それでもパワーは160w前後発生させているので、ジャージの下は汗が流れる。ウィンドブレーカーで固形の補給がとりにくいため、ボトルのCCDからエネルギーと水分をどんどん摂っていく。天気がよければ気持ちいいだろうが、強風に乗って雨が顔に吹きつける。もういいかげんいいよという気持ちになったころ17.8km続いたサイクリング路からようやく関宿橋で県道へ降りることができた。風が吹きつけなくなり巡航速度は26km/h台へ。しかしすぐに難関の地点14(42.4km)に差しかかったようだ。。。2時間5分走って一息つきたい。右手にコンビニが見えたので寄り、用を足した。赤飯おにぎりを買ってほおばる。
2時間も雨の中を走ると、撥水剤をかけただけのウィンドブレーカーでは力不足だ。袖口の上のたるんだところから浸水しているようだ。外してみるとレイングローブの中は水浸し。末端を濡らすと消耗するが中が濡れてしまったのだから仕方ない。リアバッグに入れてあった夏用の長指グローブにはめ換えた。これはあちこちがメッシュになっており水はけがよい。運良く雨は弱くなってきたようだ。
グローブを換えて気分一新。指示された方法とは違うが、さらに安全に大回りをして地点14をクリア。利根川にかかる境大橋の側道橋を渡った。
すぐ次の地点15・16は利根川のサイクリング路への移動。コマ図では難解。予習でもよくわからなかった。つつーっとまっすぐ進んだがやはりわからない。立体交差の上でも迷っている人がいる。少し迂回して堤防の方へ戻ってみる。すると堤防上から「おおーい」と声がかかった。後続者の列が見える。右に曲がるのは側道橋からすぐの堤防上の道でよかったのだ。手を振って、わかったと合図し急いで堤防へ上がった。すると車列は堤防の内側に降りていく。私は堤防の外側で橋をくぐるものとばかり考えていたのだが、堤防の内側でであった。今日はじめてのミスコース。でも明るいうちで見つけてもらえてよかった。
車列を追うがサイクリング路で堤防の上へ上がるとまた強い向かい風。雨はだいぶ弱くなったが、ふたたびマイペース走行で一人。利根川の堤防を風に逆らって進み10.1km。。。53.5km地点の利根川橋にかかった。ここから国道4号を北上し10.9kmで第一チェックポイントのコンビニだ。クルマと並走するので自然と速度が上がる。汗は相変わらず流れているが楽しく走った。