目指せ、自転車星人!

何歳までも自転車生活

もてぎ100㎞サイクルマラソン2007(その1)

1月3日(水)

12月の房総ツーリング前からかかっていた風邪は咳の後遺症を残した。発病から一カ月経ち、もう人にうつすことはないのだろうが、今でも一日に何回かひどく咳き込んでしまう。下を向いたときとか、気温の低いところに出たりするのがいけない。そんなわけでここ半月は走行会以外の屋外練習がほとんどできなかった。

加えて体調は昨2日が最低。一日中横になっていた。今日は回復中だけど万全ではない。気力も萎え、明日は走らない方がいいかな、と弱気になる。

決戦用ホイールとシューズは、レンタル倉庫に入れてあるのでクルマで取りにいかなければならない。それについているスプロケット(後のギア)は練習用の13-25Tだからレース用にトップスピードの出る12-25Tに交換する必要がある。あー面倒だな、とぐずぐず考えているとメールが来た。明日のレースのレディスロードクラス優勝候補のかなちゃんからだ。

かなちゃんとは直接話したことはないが、某SNSで知り合い、明日のレースで会うことになっている。「楽しみですね」と書いてあった。応援でもいいから行くだけ行ってみようか、と考える。でも行けばきっと走りたくなっちゃうだろうから、準備を始めた。行ってみて走れなさそうならDNS(Did Not Start)でもいいんだし。

買物がてら倉庫へ行き、ホイールとシューズを持ち帰る。夕食後、レース用自転車を家の中に入れ、整備開始。まずスプロケット交換。スプロケットリムーバーでスプロケットを固定し、ロックリング工具に長いメガネレンチをはめ、ヤッと気合を入れ、回す。メガネレンチはモンキーレンチでもいいのだが、家にあったモンキーレンチは短めだったため、ショップで締めてもらったロックリングは緩めることができなかった。思い切って柄が長くずれないメガネレンチを買ったのだ。

久しぶりに外したスプロケットは汚れていた。ウエスで油や汚れをていねいに拭き取る。ディグリーザーを使うと簡単なのだが、そばでストーブを焚いているのでエアゾールが使えない。から拭きで何度も拭いてきれいにした。

外した順番にパーツを並べる。次に練習用ホイールからもスプロケットを外し、清掃。こちらはレース用でグレードが高いため部品点数が多い。

スプロケットを入れ換え、それぞれのホイールに組み付ける。ロックリング工具にメガネレンチをはめ、ロックリングを固く締めれば終わり。

自転車のフレームを磨く。飲料がこぼれた後にホコリがついたり、チェーンから油が飛んだりして結構汚れている。ホイールを外した時の方が磨きやすいのでていねいに磨いた。

決戦用ホイールを装着し、スピードセンサーのテスト。このホイールのスポークはエアロ形状をしていて偏平なため、スピードセンサーのマグネットが外周近くにしか取り付けられない。先日、スピードセンサーを付け替えたときは練習用ホイールに合わせたため、位置が合わない。スピードセンサーを外し決戦用ホイールに合わせて移動。両面テープで仮止めし、位置を微調整しタイラップで固定する。センサーはマグネットが通過するとカチカチと鳴り、内蔵のLEDが点滅した。正しく作動したようだ。

練習用ホイールは通常の細いスポークだからマグネットをどの位置にでも動かせる。練習の時にマグネットの位置をセンサーに合わせれば問題ない。

次に工具箱の中身の点検。いつも使っているものだが、最低限必要なものがもれていないかチェック。先ほど使ったタイラップの残りの束を念のため入れておいた。

それからウェア類を遠征用の巨大なバッグに詰める。現地はどのような天候・気温か当日行ってみないと本当にはわからないので、下着も含めて全シーズンのものを持ち込む。グローブも長指の厚手と薄手、それに重ねるインナーグローブと3種類は必要だ。ウィンドブレーカーもベンチレーターのあるものとないもの、というように柔軟に用意する。ツインリンクもてぎは山間にあるので冷え込むことで有名だ。忘れてはいけないのは、耳を被うビーニー帽などと、靴を被う防寒用シューズカバーだ。これらがないと末端が冷え、走行中ずっと苦しむことになる。靴も壊れることがあるので、レース用と練習用の2足。ヘルメットも予備をいれて2個。サングラスは透過率の異なるレンズを数枚。サングラスのフレームが折れることもあるので、予備のサングラスも必要。と、いろいろあり、結局通常の旅行に比べると2人分の荷物になってしまうのがレースの準備なのだ。

自転車と工具箱、圧力計付き空気入れをクルマに積み込み一段落。明日は朝4時起きなので午後10時には寝たい。もう9時を回ってしまった。飲料・補給食の点検とボトル類を揃える。飲料用に500mlボトルを2本。予備用に1.5リットルのペットボトル。エナジージェル用のボトルも2本。水に溶かす飲料の粉を二種類。エナジージェルは6個。

他の補給食は当日コンビニで調達して行くことにして就寝。コース図なんか頭に入っていないけど、とにかく寝なくちゃ。(その2につづく)